k-lazaro’s note

人と世界の真の姿を探求するブログです。 基盤は人智学です。

ミケランジェロ「最後の審判」と聖骸布の秘密の関係【後編】

16世紀の画家ジュリオ・クローヴィオの絵画(聖骸布がどのように作られたかが分かる) 前回に続き、「ミケランジェロ『最後の審判』と聖骸布の秘密の関係」の後編を掲載する。 本文に入る前に、聖骸布についてまた補足説明をしておきたい。それは、聖骸布に…

ミケランジェロ「最後の審判」と聖骸布の秘密の関係【前編】

聖骸布(上半分は体の裏側、下半分は表側を示している) 「聖遺物」は昔から信仰の対象となり、どの宗教でも大切に守られてきた。仏教では、シャカの骨を納めた仏舎利塔というものがある(これが五重塔などに発展する)。キリスト教では、キリストは復活して…

フリーメイソンと世界大戦②

アメリカのFOXテレビの人気政治トークショウの司会者だったタッカー・カールソン氏が、ロシアのプーチン大統領にインタビューしたことが、(日本を除く)世界中で話題になっている。 カールソン氏は、親トランプで、アメリカのウクライナ支援を厳しく批判し…

砂上のイスラエル建国

ガザでの虐殺がいまだに続いている。これは世界中の人間がリアルタイムで見ている中で起こっているジェノサイドと言えるだろう。 これは、「自衛権の行使」だとイスラエルや米英そしてEU諸国は主張しているが、日本の報道でも明らかなように、既にその域は大…

アメリカは内戦の危機?

昨日アメリカの移民問題に触れた記事を掲載したが、Xをチェックしていて、その移民問題に関連する少し衝撃的なニュースがあったので、速報としてお伝えする。 現政権の不法移民受け入れ政策に共和党系知事達は反対してきているのだが、今、メキシコと接する…

方向と人類史の関係、そして移民問題

米国に向かう移民キャラバン 南北問題というものがある。地球の北半球に多くの先進国が、南には発展途上国があり、その格差が問題であるという事である。しかしそれは、先進国の多くが、実は発展途上国を支配し(かつては武力で今は経済的力で)、途上国を搾…

フリーメイソンと世界大戦①

フリーメイソンの18世紀の備品 人類の歴史は今大きな曲がり角にあるようだ。 コロナ、ウクライナに続き、今や中東に世界を揺るがす出来事が起きている。中東では、世界中の人々の衆人環視の下にジェノサイドが行なわれており、さらに戦火は拡大する様相を…

イーゼンハイム祭壇画とその治療力

イーゼンハイム祭壇画 第1面 長い間忘れ去られ、19世紀末頃に再評価されるようになり、現在ではドイツを代表する画家とも評価される、16世紀に活動した「マティアス・グリューネヴァルト(Matthias Grünewald, 1470/1475年頃 - 1528年8月31日)」は、人智…

太陽の臓器としての心臓

2024年は、まさに激震の年を予感させるスタートとなった。 今回の大地震だが、不幸中の幸いだったのは、石川県の珠洲市にはかつて原発建設が予定されていたが、地元住民を中心とする反対運動により計画は凍結されていたことである。もしそこに原発が実際に存…

聖杯と反聖杯の潮流

このブログでは、時々「影のブラザーフッド」を取り上げてきた。言ってみれば、「陰謀論界隈」でよく出てくる「フリーメイソン」のような秘密結社なのだが、人智学派は、その背景に霊的対抗勢力を見ている。これも、一部の「陰謀論」では、その組織のトップ…

フランシスコ教皇は聖書の改訂を行なうのか?

前回のクリスマス(二人の子どもイエス)関連の記事に、キリスト教の「教義への攻撃」について書いたが、その後、気になる情報を得たので、今年は、今週の定例の更新で終わろうと思っていたのだが、臨時号として、これについて述べてみることとした。 その最…

二人の子どもイエス-クリスマスの物語

子どもの礼拝(フィリッポ・リッピ) 今日はクリスマス・イヴの日なので、イエス誕生に関する記事を掲載することにした。なお、クリスマスについては以前の次の記事を参照してほしい。 https://k-lazaro.hatenablog.com/entry/2022/12/22/082236 シュタイナ…

「デイヴィッド・オーヴァソンとは誰か?」補足

今日の午前中にデイヴィッド・オーヴァソン氏=フレッド・ゲッティングズ氏説の記事をブログにアップしたのだが、何という偶然であろう、午後に、そのゲッティングズ氏の論考が掲載された本が配達された。 これは以前から注文していたもので、毎年発行されて…

デイヴィッド・オーヴァソンとは誰か?

フレッド・ゲッティングズ氏とされる写真(彼については以下の文参照) このブログは主要なテーマを「二人の子どもイエス」として始まったのだが、そのうちに長い回り道(迷路)に入り込み、なかなかそこを抜け出せなくなっている。「二人の子どもイエス」を…

シェークスピアの暗号

今回は、これまで「二人の子どもイエス」の関連で何度か紹介してきたデイヴィッド・オーヴァソン氏の、別の著作『シェイクスピアの秘密の書物 神秘的で薔薇十字的な暗号の解読』についてさらに紹介する(これについては先に少し触れている)。 k-lazaro.hate…

「科学的気候コンセンサス」の嘘

12月2日、UAEで気候変動対策を話し合う国連の会議(COP28)の首脳級会合が終わり、2030年までに世界全体の再生可能エネルギーの発電容量を3倍に引き上げることに110か国以上が賛同したという。このうち有志の21カ国は、その「3倍」に原発を含めるという…

国際連盟、UNO、グレートリセット

実は私もそうなのだが、日本人には「国連信仰」のようなものがある。国際機関というと、平和や民主主義、人権、環境等について全幅の信頼をおいてしまうのだ。それは絶対的権威と言えるだろう。 だが、私は、コロナ以降、この信頼が非常に揺らいでいる(どん…

良心とは何か?

今回のテーマは「良心」である。 先ず個人的な経験から語ろう。 私は、子どもの頃、ときどき嘘をついていたように思う。嘘をつくことにあまり罪悪感をもたなかったのだ。勿論、嘘がばれれば親にしかられた。それでも嘘をつくのは平気だったのだ。しかしある…

シュタイナーと隠秘学の伝統

自然の錬金術的三つ組み シュタイナーの人間観では、人間は身体・魂・霊からなるとされ、また、更に細分して身体・エーテル体・アストラル体そして自我の4分肢からなるともいわれる(他に「霊我」等のより高次の霊的構成要素が現在の段階では潜在的に存在して…

「運動神経」は存在するか?

神経細胞 昨日興味深いテレビを見た。世界中の「不思議な」現象を紹介する番組なのだが、そこで見たのは、少年時代から約10年間も、原因不明で、 意識がありながら体を動かせなかった(体に閉じ込められた)という「ゴースト・ボーイ」の話である。彼は、…

釈迦仏陀は、入滅後何をなしてきたのか?

これまで何回か、仏教とキリストとの関係あるいは人智学派の考える仏教及び仏陀について記事をアップしてきたが、今回もこのシリーズのものとなる。 一般的には、釈迦仏陀(以後「仏陀」)とキリストは、それぞれ仏教とキリスト教という世界宗教の創始者とい…

スイス大統領 コロナ問題の告発で辞任か?

スイスのベルセ大統領 世界的(日本を除く)にはもはやコロナは人々の話題にのぼらなくなっており、ワクチンも行なわれていないようだ。むしろワクチンについては、「DNA汚染」など新たな疑惑が登場し、ワクチンの被害を受けた人々による訴訟も行なわれてき…

デジタル通貨は破綻寸前の経済システムを救うか?

封建制度のかつてと今 シュタイナーの人智学は、人間活動の全分野を視野に置いている。社会生活においても、来るべき世界のための革新を求めており、その中心思想は「社会三層化」と呼ばれる。今回は、これに関する記事を紹介したい。 人間の経済生活には「…

万人の万人に対する戦い

戦火は中東に飛び火した。イスラエルのガザである。 世界有数の諜報機関をもつ、IT先進国、監視の徹底したイスラエルで、なぜハマスの奇襲が防げなかったのか?しかも事前にイスラエルには他国から警告があったとされるのに。 その理由は色々説明されている…

輪廻転生をふまえた人体解剖学

ヨハネス・W・ローエン氏 人間が輪廻転生するというのは、人智学における基本的認識の一つである。しかし、キリスト教において(ということはそれを信仰している人々においては)、それは一般的に認められていない。シュタイナーは、この失われていた認識を…

キリスト体験はどのように改ざんされるのか?

このブログでは、時々、欧米の政治情勢に触れる記事を載せてきた。その中に、ドイツの緑の党の名も出てきているが、それが取り上げられている記事において、この党に対する評価は芳しいものではない。人智学的には、どうも「敵対勢力」側に位置しているよう…

黙示録の光に照らされたウクライナで起きていること

ペルセウスの頭を持つメドゥーサ像(ペルセウスとメドゥーサの立場が逆転している) 日本では、ウクライナの情勢について、ウクライナが猛攻を続け、領土奪還が間近なような報道が続いているが、欧米の報道の基調は既に変化しているようだ。ウクライナでは兵…

地下から発見されたイエスの家と墓?

「イエスが育ったとされる家」 「南側からの1号墳」 入り口と「転がる石」、入り口の高さは約1m 聖なる人物のゆかりのある場所は人々の信仰・崇敬の対象となる。 キリスト教においては、イエス・キリストが埋葬された後に復活したと信じられている墳墓が、エ…

キリスト教は普遍的か?

シュタイナーの思想の中心にはキリストがいる。従って、人智学はキリスト教とは異なるものの、キリスト教的色彩が強くなる。場合によっては、これは、別の宗教的バックボーンをもつ人には、シュタイナーを受け入れるときに障害となるだろう。それは、無宗教…

生理学的観点から見た輪廻転生

シュタイナーは、輪廻転生についての講義で、例えば歴史上の人物の前世について具体的に語ったが、シュタイナーの「輪廻転生論」は更に幅広い。 転生する主体は人間の霊的部分である自我(個性、自己)であるが、それを受け入れる肉体もその前世と無関係では…