k-lazaro’s note

人と世界の真の姿を探求するブログです。 基盤は人智学です。

ウクライナ問題

万人の万人に対する戦い

戦火は中東に飛び火した。イスラエルのガザである。 世界有数の諜報機関をもつ、IT先進国、監視の徹底したイスラエルで、なぜハマスの奇襲が防げなかったのか?しかも事前にイスラエルには他国から警告があったとされるのに。 その理由は色々説明されている…

黙示録の光に照らされたウクライナで起きていること

ペルセウスの頭を持つメドゥーサ像(ペルセウスとメドゥーサの立場が逆転している) 日本では、ウクライナの情勢について、ウクライナが猛攻を続け、領土奪還が間近なような報道が続いているが、欧米の報道の基調は既に変化しているようだ。ウクライナでは兵…

9.11と真珠湾の嘘

*絵の説明は下記の文章を参照 最近、ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシアはザポリージャ原発へのテロ攻撃を準備していると主張している。だが、今この原発を管理しているのは当のロシアである。またその被害は当然ロシア領にも及ぶ。通常の思考ではあ…

ワクチンの嘘とスイス連邦大統領の告訴

パスカル・ナジャディ氏 世界的にコロナワクチンの嘘が明らかになってきている。有効性はなく、死亡を含めその被害が尋常でないことが分かってきているのだ。 それを示す一つの例が、タイにおける動きである。タイの王女がワクチン接種後に心臓疾患で昏睡状…

タイタニック号はなぜ沈没したのか?

以前、ネットによく映画「タイタニック」の広告が出てくるなと思っていた時期があった。別に関心も無かったのでよく見もしなかったのだが、「タイタニック」の3Dリマスター版が2月から劇場公開されていたことがその原因であったようだ。これを知ったのは、…

アングロサクソンとロシアの対立 ④(最終回)

昨日、アメリカは、自国の無人飛行機が黒海でロシアの戦闘機により「接触」されて墜落したと発表した。一方で、そもそもなぜアメリカは自国から遠く離れたロシアに近接するこうした場所で活動しているのか?(勿論、ウクライナに情報を提供するためであり、…

現在の黙示録的世界情勢

おなじみのT.Hメイヤー氏の論考を紹介したい。『The Present Age』誌 Vol. 6/No. 11/12 December/January 2022/23号の巻頭言である。 短文の中に、人智学派による大きな視点から見た現在の世界情勢が凝縮して語られている。これまでも取り上げられてきた記…

G20は操り人形か

ロシアのウクライナ侵攻が始まってからまる一年経過する。日本のマスコミは、相変わらずロシア・プーチン悪の論調で、戦況は、ロシアが「負けている」とするものが主流のようだ。しかし、ロシアと敵対している欧米でも、反戦、NATO脱退、ロシア支持の声が人…

西側諸国はいかにしてウクライナに戦争を持ち込んだか

まもなくロシアのウクライナ侵攻開始から1年が経過する。日本のマスコミは、相変わらず、ロシアは劣勢、よくて両者は拮抗しているという誤った分析を垂れ流し、ロシア・プーチン悪玉論一色の報道に変化はない。マスコミに登場している常連の「専門家」とさ…

ターニングポイント

2020年3月11日のWHOによる新型コロナ・パンデミック宣言後、世界は明らかに変わった。それも劇的に。 コロナは世界的に終息に向かいつつあるように見えるが、一方で、「原因不明」の超過死亡が続いており、その影響は今後も続くものと思われる。ワクチンは、…

"風を撒く者は嵐を刈り取る" プーチン演説の意味するもの

ドイツのメルケル前首相が、2014年のクーデター後にキエフ政権とドンバス2州の軍事紛争に関して、ロシア、ドイツ、フランス、ウクライナが停戦とウクライナの今後の国作りについて締結した「ミンスク合意」が、実際には、ウクライナに再軍備の時間を与えるた…

アングロサクソンとロシアの対立 ③

本格的な冬が到来しきてしている。その様な中、ウクライナの地では、現在、ロシア側は再侵攻の準備を整えてきており、その総攻撃が迫っているとも言われている。ウクライナは電気を初めとするインフラを失ってきており、客観的に見ればロシアの攻撃を押し返…

アングロサクソンとロシアの対立 ②

前回の、テリー・ボードマン氏のウクライナ問題の論稿のパート1では、英米が、中央ヨーロッパと東ヨーロッパを分断させ、ドイツとロシアの弱体化を図る戦略を進めてきたこと、シュタイナーによれば、その背景には、ドイツ人とスラブ人(ロシア)の協力の中で…

アングロサクソンとロシアの対立 ①

ザポリージャ原子力発電所※ (※現在ロシアが占拠し、砲撃を受けている危険な状態にある原発であるが、2014年には、その原発事故のニュースが世界中に流れていた。写真はこの当時のもの) これまでウクライナ問題については、トマス・マイヤー氏やテリー…

ドゥーギン氏の娘が暗殺される その狙いは?

ドゥーギン氏と娘ダーリアさん 昨日ショッキングなニュースが入ったので(今日、大手マスコミでも報道されているようだ)、これについて紹介したい。 このブログで、ウクライナ問題の関係で、プーチン大統領に影響を与えているというロシアの思想家アレクサ…

光は東方より

アレクサンドル・ドゥーギン 先日テレビで、あまりにもばからしくて冒頭を見ただけなのだが、プーチンのウクライナ侵攻に、ドストエフスキーやトルストイの影響があるとする「専門家」の分析を放送していた。ロシア人がこの二人の文学者から影響を受けている…

NATOは侵略の同盟

先日開催された首脳会議において、NATO(北大西洋条約機構)は、2022戦略概念で「ロシアを最も大きく直接的な脅威」とし、また「中国の安保挑戦」を明示したという。 ウクライナ問題でロシアに厳しい対応をするのは「理解」できるが、大西洋を挟む地域の安全…

CO2地球温暖化説を使った人類への戦い

ダボス会議で話すグレタ・トゥンリリ これまでコロナやウクライナについての「嘘」を見てきたが、今回は、CO2による地球温暖化の問題を考えてみたい。 以前から語られてはいたが、昨年からCO2削減がやけに騒がしく宣伝されていてマスコミで取り上げられない…

ウクライナ紛争をエスカレーションさせているのは誰か

前回に続き、「ヨーロッパ人」から、ウクライナ問題に関する記事を紹介する。 今回の紛争の経過と背景に触れ、早期の脱エスカレーション(停止)を呼びかける文章である。なお、補足として、ドイツの政治状況に関する他の記事を後に付けた。 ーーーーーーー …

ロシアとドイツ 造り出された対立ーウクライナ危機の深層

以前その論稿を紹介したトーマス・マイヤー Thomas Meyer氏は、『ヨーロッパ人 Der Europäer』という雑誌を主宰している。その2022年の4/5月号にウクライナ問題についての記事がいくつか掲載されていたので、今回はこれを2回に分けて紹介したい。 シ…