k-lazaro’s note

人と世界の真の姿を探求するブログです。 基盤は人智学です。

人智学雑学

カルマの藪と真のカルマ研究

ネロ シュタイナーが、転生とカルマの教えの現代における復活という使命をもっていたことは既にこのブログで述べたことがあるが、この問題について今回も触れたい。 https://k-lazaro.hatenablog.com/entry/2023/06/28/084042 東洋では、こうした考えは途切…

日蝕の隠れた影響

4月8日に、アメリカで皆既日食が見られるのだが、これに関わる「陰謀論的」話題もでてきているようである。 ブログ「In Deep」さんが、この日蝕について興味深い記事を載せている。 https://indeep.jp/i-was-aiwass/ そこで、当ブログでも日蝕をテーマとする…

人間の多様な自我

※先週は急用によりお休みしました。今後も基本的に毎週木曜日更新です。 このブログでは、「自我」という言葉がよく出てくる。以前、「自我」の問題について論じたこともある。シュタイナーは、人間を構成する要素を、肉体・エーテル体・アストラル体そして…

ミケランジェロ「最後の審判」と聖骸布の秘密の関係【後編】

16世紀の画家ジュリオ・クローヴィオの絵画(聖骸布がどのように作られたかが分かる) 前回に続き、「ミケランジェロ『最後の審判』と聖骸布の秘密の関係」の後編を掲載する。 本文に入る前に、聖骸布についてまた補足説明をしておきたい。それは、聖骸布に…

良心とは何か?

今回のテーマは「良心」である。 先ず個人的な経験から語ろう。 私は、子どもの頃、ときどき嘘をついていたように思う。嘘をつくことにあまり罪悪感をもたなかったのだ。勿論、嘘がばれれば親にしかられた。それでも嘘をつくのは平気だったのだ。しかしある…

シュタイナーと隠秘学の伝統

自然の錬金術的三つ組み シュタイナーの人間観では、人間は身体・魂・霊からなるとされ、また、更に細分して身体・エーテル体・アストラル体そして自我の4分肢からなるともいわれる(他に「霊我」等のより高次の霊的構成要素が現在の段階では潜在的に存在して…

釈迦仏陀は、入滅後何をなしてきたのか?

これまで何回か、仏教とキリストとの関係あるいは人智学派の考える仏教及び仏陀について記事をアップしてきたが、今回もこのシリーズのものとなる。 一般的には、釈迦仏陀(以後「仏陀」)とキリストは、それぞれ仏教とキリスト教という世界宗教の創始者とい…

キリスト教は普遍的か?

シュタイナーの思想の中心にはキリストがいる。従って、人智学はキリスト教とは異なるものの、キリスト教的色彩が強くなる。場合によっては、これは、別の宗教的バックボーンをもつ人には、シュタイナーを受け入れるときに障害となるだろう。それは、無宗教…

地政学の秘教的背景

アルブレヒト・デューラー「黙示録」 現在「BRICs(ブリックス)」の会議が南アフリカで行なわれている。この会議は、今後の世界情勢にとって大変大きな意味を持っているが、西側ではそれがあまり一般国民には伝えられていないようである。この組織は、従来…

フェルメールとレンブラントと・・

フェルメール「地理学者」 彫刻、絵画等、諸芸術の起源は宗教、あるいは宗教的心性にあると言えるだろう。その起源は、決して現代人においてそうであるような「芸術鑑賞」のためではない。 しかし、宗教的背景をもった芸術であれ、個人の芸術体験のための芸…

人工知能の脅威に効果的に対抗する方法

「コンピュータの父」と呼ばれるジョン・フォン・ノイマンは、コンピュータを開発するにあたり、人間の脳の働きを模倣するという発想を得て、神経学を研究したという。コンピュータは外部化した人工的な『能」として生まれてきたのだ。その能力は、初期にお…

電子的ドッペルゲンガー①

「人間をめぐる闘争 - 人間の自我に対する科学技術の全能幻想の攻撃」で紹介したように、アンドレアス・ナイダー氏は、コンピュータにより電子的ドッペルゲンガーが創り出されていると語っている。 今回はこの問題について更に詳しく見ていきたい。 ナイダー…

聖書に見る輪廻転生

アントニオのコイン(秘教によれば人の魂は巨蟹宮を通って地上に降るという) 輪廻転生とカルマについて以前触れた(「人間は一度しか生まれないのか?」)が、今回はその続きと言える。 前回の記事で聖書にも輪廻転生の記述があると述べた。いくつかあるよ…

人間をめぐる闘争 - 人間の自我に対する科学技術全能幻想の攻撃

ウクライナ問題でエネルギー事情が逼迫し、先行きが怪しくなっているようだが、世界的に脱炭素化が進められてきている。その一環でガソリン車の廃止、電気自動車導入の動きが世界中で強まっている(実際には、電気を作る過程で二酸化炭素が生み出されるのだ…

人間は一度しか生まれないのか?

輪廻の象徴としてのウロボロスの蛇 シュタイナーの主な業績の一つとして、西洋において、生まれ変わり(輪廻転生)の思想の復活に貢献したことがあげられる。彼は、いくつかの講演において、歴史的な人物を例にその真実を明らかにしている。実は、この転生と…

アーリマンの道(タオ)

アーリマン 「ルシファーの受肉」に続き、エリック・カニングハム氏の『ルシフェリック・ヴァース 老子道徳経と秘教的歴史における中国のルーツ』から、今度はアーリマンに関わる部分を紹介する。 前回は、ルシファーの転生を主題としていたので古代中国が主…

ルシファーの受肉

シュタイナーによるルシファー像 これまで何度か、アーリマンの紀元3000年紀における受肉について触れてきた。アーリマンとは、シュタイナーの説く、いわゆる悪魔の一種である。 悪魔には種類があり、アーリマンと並び、あるいはその対極にいるのがルシファ…

バルブロ・カルレンとアンネ・フランク

バディ・エリアス(左)とバルブロ・カルレン(右) 今回も、T.H.メイヤー氏の『ヨーロッパ人』の記事を紹介しよう。前置きなしで、先ず次の文章を読んでみてほしい。 --------- 「一時的な死」カルレンの死去によせて [Der Europäer Jg. 27 / Nr.…

ダイナミックな心臓と循環系

図1 :心室の心筋線維。a)正面(腹側)から見たもの、b)下から見たもの。線維が形成する渦に注目。c)後ろから見たもの。表層線維を一部切除して深層筋を見せる このブログでは、シュタイナーの示唆に基づく人智学派の医学や生理学的研究についても触れてきた…

ミサにおける物質の霊化

「カルト」というと、特に今の日本ではマイナスの反応が返ってくるばかりだが、もともとはラテン語のカルトゥス(崇拝)から来ており、「儀式」「祭儀」などの意味があり、崇高な言葉である。これが「米国で伝統的に異端的なキリスト教や新宗教に対して使わ…

シュタイナーの社会三層化論

シュタイナーによる社会三層化講演会のポスター 1919年 今回は、このブログで初めて取り上げるテーマになると思うが、シュタイナーの社会論を紹介したい。 シュタイナーは、今後の人間社会のあるべき姿として「三層化」された社会を提唱した。このためこの思…

神智学と再臨のキリスト、そして菩薩問題

これまで何度か、キリストと仏陀、キリスト教と仏教の関係について論じてきた。両者には、底流において深い結び付きがあるということが理解されたと思う。 仏教の関係で菩薩にも話が及んだが、シュタイナーの立場では、菩薩とは、神霊達の導きあるいはキリス…

タイタニック号はなぜ沈没したのか?

以前、ネットによく映画「タイタニック」の広告が出てくるなと思っていた時期があった。別に関心も無かったのでよく見もしなかったのだが、「タイタニック」の3Dリマスター版が2月から劇場公開されていたことがその原因であったようだ。これを知ったのは、…

癌とは何か ②

ヤドリギ 前回に続く「癌とは何か」の後半である。 先ず、「ヤドリギ療法」について語られるのだが、これは、人智学系の医療における癌治療法として有名なものである。これは、コクラン(世界的な医療情報提供組織)によると「ヨーロッパの一部の国で癌患者…

ルドルフ・シュタイナーの21世紀への予言

人類の代表(キリスト・ルチファー・アーリマン)像 昨年11月に開催されたアメリカ・ニューハンプシャー州の美人コンテストで、トランスジェンダーの男性が優勝したという記事を最近になって知った。まあ今はそういう時代なのだとは思うのだが、その写真を…

コビド妄想と未来の医学

細胞の構造 コロナを巡る状況はかなり混沌としてきたように見える。そもそものその原因であるウイルスが人工物であるとする説がアメリカで急に台頭してきており(それは当初から指摘されていたことではあるが)、世界的にコロナへのこれまでの対策の無意味さ…

プロパガンダと大晦日の火事のオカルト的黒幕たち

このブログもすっかり「陰謀論」系の記事が多くなってしまった。しかし、さすがにこれまでコロナやウクライナの問題、そしてそれに関連してグレート・リセット周辺を客観的に観察してきた者なら、従来言われていた陰謀論を全く否定することができなくなって…

 フランチェスコとモラルの力

着物を返す聖フランチェスコ 2月15日は、釈迦の命日(入滅の日)である。 表題のフランチェスコとは、カトリックの聖者フランチェスコのことであるが、実は、今回の記事は仏陀に関連するものでもあり、書いている途中でいろいろ調べていたら、この日が仏陀の…

人間と天使

このブログでは時に「神々」という言葉が出てくる。 人智学は、特定の宗教宗派に属してはいないが、シュタイナーの思想の中心には「宇宙的キリスト」論があり、キリスト教にシンパシーがあるのは確かである。そのキリスト教は一神教といわれるので、「神々」…

彗星の役割とは

以下の記事は、ずっと以前にできていたのだが、彗星がテーマなので、今度、彗星が話題になった時に合わせて掲載しようかと思っていて、そのままずるずると未掲載できたものである。 最近、In deep さんの姉妹ブログ「地球の記憶」で「2月上旬に”地上から肉…