紀元33年、キリストは、ゴルゴタの丘で磔刑にかかり、死して後に蘇り、天上に帰られた。キリスト教の教えによれば、キリストはこの世に再び現れるという。これを再臨という。
そもそもキリストとは何者か? 神の子? 大工の息子でユダヤ教に対する反逆者?
初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。
この言は初めに神と共にあった。
すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。
この言(ロゴス)がキリストである。それはこの世の万物を創造した神的存在である。ではなぜ、彼は「死んだ」のか。死とはこの世の被造物に備わるもので、神的存在にはふさわしくない。ここに「イエス・キリスト」の秘密が存在する。