k-lazaro’s note

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子どもにワクチンは必要か?②


   前回に続き『ヨーロッパ人』の「ワクチン接種:小児疾患からインフルエンザまで?」の記事の後半を掲載する。

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ワクチン接種:小児疾患からインフルエンザまで(後半)

Der Europäer Jg. 23 / Nr. 9/10 / Juli/August 2019

 

なぜ、子どもの病気には合併症があるのか?

 ここまでの思考回路をたどると、子どもの病気は、子どもが合併症や後遺症なく乗り越えて、強くなって出てこられるように、良い力が設計されていることが理解できるだろう。しかし、以下の3つのケースでは、合併症を引き起こす可能性がある。

1.子どもたち自身が弱体化している場合。貧困国や戦争中によく見られる慢性的な飢餓状態であれば、この限りではない。そうなると、子どもにはもう病気を克服する力はない。では、本当の意味での治療とは何なのか。前述したように、ワクチンを打つのではなく、栄養を与えることである 2.

2.必要な休息(完全な安静)がとれない場合。その結果、病気を克服するために必要な体力が奪われてしまうのだ。

3.子供の発熱が少ない場合。これは解熱剤の投与でどんな場合でも起こることである。

あるオランダ人医師が、アフリカでまさにこのような体験をした。解熱剤を使っても高熱が続き、ひどい発疹が出た子どもたちは、ほとんど合併症を起こさなかった。これは、自分の対策が原因で合併症を引き起こしていることになるので、最初は怖くなった。そして、解熱剤を含む治療を中止した。合併症も少なくなり、彼はこの決定的な結果を論文にしてオランダの医学雑誌に送った。しかし、その記事は何度も何度もボツにされた。「今の時代の考え方には合わない」、そんな声も聞かれた、というのが、ジャーナルからの回答の一つであった。むしろ、現実に合わせるために考え方を変える方が適切ではないだろうか。最終的に、この論文は従来の熱帯病の医学雑誌に掲載されたが、認知度も低く、実際に実施されることはなかった5。

 

発熱の未解明の付属的作用

 熱は、このように溶かす。この効果は、子供の中で異物となった母体のタンパク質、細菌やウイルスだけでなく、体内で成長した異物である卵白そのものにも及ぶ。そして、それが「がん」なのである。

 熱のがんに対する治癒効果は、19世紀末から知られていた。これは、小児病や肺炎などの高熱を伴う病気を生活の中で繰り返し患い、アレルギーや膿瘍、爪水虫などの局所的な炎症も多く抱えていた人は、癌になる確率が著しく低いという観察に根ざした知見である。また、がんが「自然治癒」するケースは、マラリアや丹毒(丹毒)など、高熱を伴う病気の後に多く発生していることが確認された。そして、この熱病をがん患者に人為的に感染させ、熱病でがんを治そうという試みが成功した(!)。この温熱療法の名残が、現在でもがんのハイパーサーミア治療に使われている。しかし、そこでは外部から熱を加えている。もちろん、熱よりも自分で生み出した温熱の方がはるかに効果的である。

 もう一つの、そうしなければ血管に沈着してしまう可能性のあるタンパク質が、熱によって溶かされる。これは。例えば、脳の血管にこのような沈着物があると、その後、認知症として表れまる。発熱は、沈着によるあらゆる血管狭窄の予防になる(心筋梗塞も含む)。

 

インフルエンザの目的は何か?

 小さな子供は、母親のタンパク質を取り除き、そして自分のタンパク質を作り上げるために、小児疾患を必要としている。自分のタンパク質を作り上げるのに約21年かかるそうである。20歳から21歳にかけて、個人の身体は準備が整い、個人の人生の課題という意味での道具になることができるようになる。(訳注)

(訳注)シュタイナーの人間学では、人間は7年周期で発展していく。21歳はまさに7×3で、人間の自我の誕生の年齢である。

 また、この時期に多くの自己免疫疾患が発生することも偶然ではないだろう。今、免疫システムは、その中にある母性外来タンパク質を全く許容できなくなったのだ。

  しかし、実は人は人生の中で魂的、霊的に成長する必要があるのだ。70歳の時には、20歳の時とは違う姿になっていなければならない。肉体的なタンパク質は、こうした魂的、霊的な変化、内面の成熟に適応しなければならず、そのためにインフルエンザにかかるのだ。インフルエンザや急性気管支炎は、多かれ少なかれ発熱を伴う。発疹はないが、少なくともタンパク質を溶かして排泄するくらいの熱量はある。その後、自我の新しい発達状態に適応した新しいタンパク質が構築されることがある。健康な人のタンパク質を個別に調べれば、一人の人間のタンパク質に、一生の間にこのような変化があることまでわかるだろう。時々発生するインフルエンザは、このような生活の変化に備えているのである。インフルエンザは、大人にとって、子供の病気と同じような働きをしているのだ。もし、それが許されなかったら、大人は自分に合わなくなったタンパク質が残ってしまう。ある意味で、彼はその後ミイラになるのだ。ミイラの中のタンパク質は保存され、もはや変化しない。精神的な核である自我は、この保存された肉体では、もはや正しく成長することができないのだ。そうすると、おとぎ話に登場する「異物」を持った3人の長老のように、人間が自分に合わなくなったことをやったりやらなかったりする危険性があるのだ。彼は、自分に合わなくなったタンパク質で過去に留まることになる。だからこそ、年2回から3年に1回の発熱を伴うインフルエンザが、人間全体を「料理する」ことが大切なのだ。よくできたインフルエンザは、古いタンパク質を浄化した上で、新たに自己に適応していく、まさに若返りなのである。

 ただし、そのためには、解熱剤や鎮痛剤でインフルエンザを治療してはいけない。むしろ37.5℃から、他の急性疾患と同様に3~5日間の厳重な安静、温浴などで治療する必要がある(上記「小児疾患などの急性疾患の正しい治療法」参照)。医学的には、大人はむしろエリシドロン1の代わりにサルビアチモール(マダウス社)を服用する(最初の2日間は1時間ごとに5滴を、赤く痛んだ喉にも直接触れるように飲み、3日目以降は1日5回)のが良い。

 

基本的に熱が出ない場合はどうすればいいのか?

 現在では、多くの人がほとんど熱を出すことはない。この体質の弱さは、運動で自然に体温を上げ続けると変化する。そのため、ジョギングではなく、ウォーキングをすることで、この傾向を打ち消すことができる。例えば、毎日30~45分のウォーキングや、週1回5~6時間のハイキング(できれば上り坂がいい)など。ウォーキングは、ジョギングにはない、体だけでなく心も温める効果がある。歩いていると、たとえ道端でも美しいものを垣間見ることができるのだ。温熱の生成は、さらにFerrum phosporicum D6を冬の間、朝に1錠服用することでサポートすることができる。熱が出たら解熱剤や痛み止めを飲まず、逆に39度以下の熱が続いたら、過温浴をすること。また、日常生活においても、頭痛、腰痛、生理痛などには、平熱を下げる鎮痛剤を飲まず、オットー・ヴォルフ著「Die naturgemäße Hausapotheke」にある自然療法や人智学の薬で治療することが必要である。そして、人は子供の病気や、子供が何度もかかるような熱のある病気は、解熱剤や鎮痛剤を使わずに、子供に受けさせるべきである。

 

予防接種そのものは無害なのだろうか?

 予防接種は、現代医学の最大の成功例の一つとして紹介されている。しかし、事実を知る者は、そうでないことを知っている。例えば、麻疹や百日咳による死亡は、この2つのグラフが示すように、ワクチン接種が導入されるずっと以前から大幅に減少している[上のグラフで矢印がワクチンが開始されて年を示している]6。

これらのグラフや同じ結果を持ついくつかの研究は、すべて公的に評価されている。事実はよく知られている。

 とはいえ、別な見せ方がされている。天然痘もワクチン接種だけでなく、衛生状態が良くなったこともあり、また、どんな伝染病にも法則性があるため、姿を消した。そのコースは常に自己限定的で、自然な終わりを迎えまる。例えば、中世の伝染病は、ワクチン接種をしなくても消滅した。とはいえ、天然痘はワクチン接種によって初めて撲滅された病気として、近代医学の世界では信用されている。しかし、医学におけるワクチン接種の導入の影響は、描かれているほど健康に対して決定的なものではなく、少なくとも良い意味での影響はない。経口ポリオワクチンの接種とは別に:これは本当に助かった。

 一方、予防接種そのものは、言われているほど無害なものではない。天然痘の予防接種は無害なものではなかった。現在では、それがもたらした被害について多くの文献がある7。多くの研究がなされた結果、ワクチン接種者4,000人につき1人の脳に障害を持つ子供が予想されるという。これには、天然痘ワクチン接種による死亡例も含まれていない。現在でも、予防接種は完全に安全というわけではない。例えばアメリカでは、2004年から2014年まで、麻疹による死亡が7人だったのに対し、麻疹・おたふくかぜ・風疹のワクチン接種後に96人の子どもの死亡が報告されている(Vaccine Adverse Event Reporting System)。しかし、麻疹・おたふくかぜ・風疹の予防接種と自閉症との明らかな関連性は、予防接種から発症まで数時間から2週間という時間的な近さにもかかわらず、医学的には認識されていないのだ。自分の周りを見渡しても、それまで元気だった大人が、ワクチン接種でそうでなくなったという話は何度も聞く。そして、慢性疲労や筋肉痛、てんかん発作など、さまざまな障害を抱えるようになるのだ。そして、これらの障害の多くは、大きく改善することはない。このようなことが起こるのは稀なことだが、必ずと言っていいほど、直接的または間接的に被害に遭った者を知る頻度が高いのである。

 ワクチン接種は、大人よりも赤ちゃんの方が危険である。生後1年目の赤ちゃんは、まだゆっくりと受肉している最中で、免疫系がきちんと発達していないのである。彼らの体はまだ、異質のタンパク質を正しく認識することができないのである。つまり、一方では、異物であるタンパク質を注入しても、体が異物と認識できないため、乳児がその異物に対して生命を脅かすような大きな反応を起こす危険性が少ないということである。そのため、あつかましくも、乳幼児へのワクチン接種が盛んに行われているのだ。接種された体内の未認識の異質なタンパク質が長期的にどうなるかは考慮されていない。結局、これらの外来タンパク質は多かれ少なかれ分解された「病原体」であり、それらは病気を引き起こすのである。免疫力が十分に発達した大人が予防接種で合併症を起こすのなら、赤ちゃんはどうなのか?さらに、生後1年目の乳児は血液脳関門が未熟であるため、より透過性が高いのである。脳もこの間に成長を終えなければならない。このように部分的にしか分解されていない病原体の外来タンパク質が、保護が不十分で強く成長する脳にどのような影響を及ぼすのだろうか?

 また、予防接種がもたらす "軽度 "の脳障害に注意が払われないことも、実に問題である。ワクチン接種後まもなく、すでに獲得した能力が客観的に失われ、脳がわずかに損傷を受けたことを示す「発達障害」は、訓練を受けていない親にとって、特に乳児の場合、認識するのが難しいことは認めざるを得ない。この損失は、どんな統計的記録でも気づかれない。しかし、そのような被害があった場合、どのような影響が永続的に出るのだろうか?神経系が完全に再生できないため、どうしても「永続」と呼ばざるを得ないのだ。

 前出のドキュメンタリー2には、2005年以前に存在した混合ワクチンのことが報告されている。ジフテリア破傷風、百日咳、ポリオ、B型肝炎インフルエンザ菌の6種類のワクチンが入っていた。しかし、ワクチン接種後2週間までは必ず乳児が死亡していた。その死体を調べたところ、赤ん坊の脳は普通の赤ん坊よりも硬いことが判明した。この情報は、完全に公式の側からは隠蔽された。したがって、脳が硬くなる原因については、まだ解明されていないのだ。結局、この混合ワクチンは市場から姿を消したが、誤った主張(「長期的な効果が乏しい」)をしたままであった。

 しかし、この6種類のワクチンのうち、個別または全部が、脳を硬化させる方向にダメージを与える弱い傾向があるということはないのだろうか。そして、その傾向は、一緒に与えられると、今になって初めて明らかになるくらい強くなるのだ。まさにこのことは、動物実験によって研究されていない。予防接種の中には、特に乳幼児の脳を硬直化させるものがあるのではないだろうか? そうすれば、知能障害として現れるようなな最小限の脳損傷の場合ほどには、被害は大きくならないだろう。ルドルフ・シュタイナーは、今から100年余り前の1917年に、「遠くない将来、人々が魂や精神について考えることを不可能にしようとする予防接種が発見されるだろう」と話している。人間は、身体と物理的な世界についてしか考えることができなくなるというのである。9 これはこのことだろうか。脳の最小限の硬化を通して?彼は繰り返して述べている。「...人間はもはや既知の唯物論的な感情から立ち上がることはできない。既知の物質的な感覚から そして、実はそれが天然痘の予防接種で心配されていることなのです...」10

 これは、今日、万能薬と偽って宣伝され、それに従って頻繁に摂取されているビタミンDと同じ方向性であろう11。

 1919年、ルドルフ・シュタイナーはエライザ・フォン・モルトケに宛てた手紙の中で、このような脳の凝固がどのようなものであるかを書いている。講演を行った際の反響を綴っている。この講演では、現代においても最も重要な問題である「世界的な社会的相互関係」を扱った。

 ルドルフ・シュタイナーは、人々が新しい考えを理解することの難しさを経験した。「"国民 "の側にあるこの「理解する力」の欠如。私が望んでいる大事なことを聞いてくれないだけなのです。まるで30年間慣れ親しんだものしか理解できないかのように、文章の構成まで。硬直した脳、麻痺したエーテル体、空っぽのアストラル体、完全に鈍った“自我”。」ルドルフ・シュタイナーがここで述べている脳の硬化の結果は、実は誰にでも理解できることなのだ。新しいもの、つまり現代の最も重要な問題の解決策も、認識できなくなることで成り立っている。

  これは、これらの人々自身にとって悲劇的であるだけでなく、もしそれが十分な数の人々に影響を与えるならば、人類全体の発展にとっても悲劇的なことである。そうすると、もう発展はなく、衰退していくだけである。100年前からすでにあったこの傾向は、ワクチン接種によってさらに強まるのだろうか。

 

初めに戻って:ワクチン接種は意味があるのか?

 WHOが掲げている、ワクチン接種によってすべての病気を撲滅するという目標、特に無害な病気やほとんど存在しない病気、あまり伝染性のない病気について、私たちはこの目標が努力する価値のあるものではないことを見た。人類は病気になることを許されなくなったので、どんどん弱くなり、その結果、実はどんどん病気になっていくのだ。現在、私たちはこの健康状態の悪化の真っ只中にいる。それが、毎年の健康保険料の値上げなどに表れているのだ。これらは、人々がどんどん病気になっていることもあり、上昇している。この問題に対して、医学はどのような答えを出すのだろうか。すでに病気になっている人が病気に遭遇したときに、悪化しないように守るため、全人類にワクチンを打つ...。しかし、するとどうなるだろう? 人類全体が病んでしまう。それでは解決にならない。健康な者を弱めるべきはではなく、病人を強めなければならないのである。

 ワクチン接種のメリットとリスクを天秤にかけると、メリットはあまり大きくないことがわかると思う。予防接種で防げる病気は、明らかに治療効果があるもの(小児疾患(麻疹、風疹、水痘)、インフルエンザ)、無害なもの(おたふくかぜ、百日咳、肺炎球菌、インフルエンザ菌)である。あるいは、無害ではないが稀で感染力が弱い病気(髄膜炎、ダニ媒介感染症)、稀ではないが感染力が弱い病気(B型肝炎)、極めて稀な病気(ジフテリア破傷風、ポリオ、ロタウイルス)、接種自体が危険(子宮頸がんワクチン)、などである。

 まるで、アンデルセンの童話「皇帝の新しい服」のようだ。二人の詐欺師が皇帝から大金を巻き上げ、「立派なドレス」を作らせる。しかし、許せないほど愚かな国民にはそれが見えないほど「立派」だと皇帝に言うのだ。しかし、彼らは服を作っているフリをしているだけだ。実際には、彼らは、空中で仕事をしているのである。皇帝も大臣も馬鹿だと思われたくないので、服を見ているふりをするのだ。ワクチン接種は医学の最大の成功例として紹介されている。しかし、そうでないことは公式に知られている(図表参照)。さらに、できるだけ多くの人にワクチンを接種する必要があるため、健康保険にも多くの費用がかかる。しかし、その保護というのは、あれこれの理由で実際には危険でない病気に対するものなのである。

 一方、ワクチン接種のリスクについては、医学的には見えないリスクも考慮すると、それほど小さいものではない。

 これらは、一面では、ワクチン接種そのものによる直接的な被害である。通常、ワクチン接種後すぐに、それまで健康だった子どもや成人に発症する。これらには、自閉症や慢性疲労など、通常医学では認識されないような総体的で明白なダメージだけでなく、また、評価するのが難しい、気づかないうちに起きている最小限の脳障害も「数える」必要がある。しかし、脳が硬化して死亡した幼児の事例が提起した未解決の疑問も考慮しなければならない。特に乳幼児の予防接種の中には、そのような脳を硬くする作用があるものがあるかどうかを。

 他方、予防接種の長期的な影響による間接的な被害も考慮しなければならない。これらには、熱の不足やタンパク質を分解する作用の影響も含まれる。子供は発熱しないと母体のたんぱく質を完全に分解することができない。それは、起こりうる影響(自己免疫疾患?)についての問題を提起する。発熱がないと、がんや認知症などの硬化性疾患や沈着性疾患の傾向が強まるのである。インフルエンザを防ぐと、体内のタンパク質の一部が定期的に更新されなくなるのだ。一部の病気を受けないようにして、人類の身体を一般的に弱体化することはそれに属する。ルドルフ・シュタイナーは、「病気は健康の条件である」と述べている。「人間は強さを獲得しなければならないので、それこそまさに病気の結果であり、贈り物なのです。- 強さ、健康を求めるのであれば、その前提である病気を甘受しなければならないのです」13。

 これらの事実はすべて、ワクチン接種に意味があるかどうかという問いに対して、基本的には「ノー」と答えなければならないことを示している。もちろん、これは健康で栄養状態の良い子供や大人に限る。病人の場合は、個々に判断する必要がある。

 例外は、感染の危険性が高く、深刻で永続的な結果をもたらす危険性のある本物の伝染病が発生した場合である(ポリオの場合など)。しかし、同時に、流行を可能にした人々の弱さを指摘しなければならないのだ。例えば、貧しい国々での栄養失調などがそうである。そこでは、ワクチン接種よりも、まず栄養が優先されるべきなのだ。当時のポリオの感染力には、例えば砂糖の消費量の増加とそれに伴う低血糖、それに伴う体力の低下が重要な要因として挙げられる。すぐに砂糖を完全に断つことで、子供たちはポリオにかからなくなったのだ-ワクチン接種なしで。14。

 

最後に健康について

 健康とは、ごくごく当たり前のことであり、生まれつきのものである。一人一人の手にかかっている部分が大きい。病気になったとき、それを克服する力が大切なので、ここでは最も重要な健康の "柱 "について述べる。ウォーキングはすでに述べたとおりである。しかし、1日8〜9時間の睡眠も非常に重要だ。すべての喫煙は健康、特に妊娠中や授乳中の母親の未熟な乳児の健康を損なう。母乳育児は、乳児にとって非常に大切なことである。

 栄養面では、アルコールの摂取は身体だけでなく、精神的な衰えをもたらすことが知られている。一般に砂糖の影響はあまり知られていない。これは、肉食の結果よりもずっと深刻なことなのだ。ハチミツ(1日小さじ1杯を除く)はもちろん、アガベシロップ、メープルシロップなど、すべての砂糖と砂糖を含むものは、週に1、2回に減らす必要がある。天然の甘味料であるステビアも、必要最小限の量に抑えるべきである。食べ物は自然な味、つまり無糖の状態で摂取すべきである。(詳しくは、オットー・ウォルフ著『Was essen wir eigentlich?)

 残念ながら、今日の健康管理は、どこにでもある放射線(WLAN、携帯電話など)から身を守ることも含まれている。これらの放射線は、可能な限りケーブル接続によって低減させる必要がある。

 最後になるが、我々は、特にワクチン接種ですべての病気を根絶しようとする医学のやり方は正しくないことを見た。病気なくして強化も健康もあり得ないからだ。問題は、"いかにして病気を取り除くか "ではなく、"いかにして人に病気への備えをさせ、病気の間、人がそこから強くなって出てくるように付き添うか "であるべきである。

  この記事の考察が読者に理解され、ワクチンを接種するかどうかの判断材料になるように願う。

     ダフネ・フォン・ボッホ Daphné von Boch医学博士

【注】

  1. STIKO(ドイツ予防接種常設委員会)の勧告に基づく標準的なワクチン接種。生後6週目、生後2・3ヶ月目にロタウイルスの予防接種を行う。ジフテリア破傷風、百日咳、ポリオ、肺炎球菌、インフルエンザ菌B型肝炎のワクチンを生後2、3、4ヶ月と11〜14ヶ月の間に接種し、15歳まで数回に分けて接種すること。はしか、おたふくかぜ、風疹、水.痘(みずぼうそう)、髄膜炎菌(血清群C)のワクチンを生後11カ月から14カ月、生後15年までの間に数回接種します。これは13種類のワクチンを繰り返し投与し、生後14ヶ月の間に合計36回接種していることになります。(また、12歳からはHPV(子宮頸がん)ワクチンの接種が推奨されています。 これも何度か繰り返しています。つまり、生まれてから15歳までの間に、合計で14種類のワクチンを数回接種していることになります。それが15歳までの63回分の個別投与です。この標準的な推奨は、実はドイツでは「U」予約(早期発見検査)でほぼすべての子どもに日常的に行われている。また、60歳以上の成人には、毎年インフルエンザの予防接種を受けることが推奨されています。
  2. Sieveking David, "Eingeimpft", documentary film, 2017. 同名の本も参照: Eingeimpft. Familie mit Nebenwirkungen, Herder Verlag, Freiburg im Breisgau, 2018.
  3. Gesenhues Stefan / Ziesché Rainer, Praxisleitfaden Allgemeinmedizin, Urban&Fischer, Munich/Jena, 2007, p.526.参照。
  4. Martinez-Lavin M. / Amezuca Guerra L., HPVワクチン接種後の重篤な有害事象:無作為化試験および市販後のケースシリーズの批判的レビュー, Clin. リューマチ(n.d.)。
  5. Witsenburg Bob C., Measles mortality and therapy, Medicus tropicus, Sept. 1975, Holland, and Der Merkurstab, Gesellschaft Anthroposophi-scher Ärzte Deutschlands, 3/1992.
  6. フーゼマン・フリードリヒ/ウォルフ・オットー『Das Bild des Menschen als Grundlage der Heilkunst』Verlag Freies Geistesleben, Stuttgart 1993, Vol.3, pp.

7 フーゼマン・フリードリヒ/ヴォルフ・オットー、同上、317 頁。

  1. アンドリュー・ウェイクフィールド「ヴァクシード」。衝撃の真実!?」ドキュメンタリ映画、2016年。

9 .Steiner, Rudolf, Die spirituellen hintergründe der äußeren Welt (GA 177)。

  1. 97ff: 「そして、おそらく遠い未来ではなく・・・ある人が言う時が来るでしょう。精神や魂について考えることは、すでに人間にとって病的なことなのです。体のことばかり言っている人だけが健康なのです.を見つけることができます... ...ワクチン......そのように生体を治療するものである。

...できれば生まれたときに、人間の体が「魂と精神がある」と思わないようにすること。

  1. シュタイナー・ルドルフ『精神科学に基づく生理的治療学』GA314号(2010年版)、321頁。
  2. Von Boch Daphné, "Gefahren der Vitamin D-Behandlung", in Der Euro- päer, Jg. 22, No. 12 (Oct. 2018), pp. 10-14, and in latest version on website of Perseus-Verlag Basel www.perseus.ch.(英語)。
  3. Meyer, Thomas (ed.), Helmuth von Moltke (1848-1916), Dokumente zu seinem Leben und Wirken, Perseus-Verlag Basel, vol. 2, p. 240.
  4. ウルフ・オットー著『アレルギーのなぞ』より引用。原因、性質、文明の病気の管理、Verein für anthroposophisches Heilwesen e.V. Bad Liebenzell, 1988, p.35.
  5. サンドラー、引用元 Husemann Friedrich / Wolff Otto, Das Bild des Men-schen als Grundlage der Heilkunst, Verlag Freies Geistesleben, Stuttgart, 1993, vol. 3, p.268. 

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 病気の症状は、人間の治癒に至る反応という考え方がある。病気になって熱が出るというのはまさにそれで、熱によって治療するのである。
 また「意味」がある病気もある。小さな子どもが大抵罹る病気というのは、本来、子どもが成長していく上で必要だから罹るのである。
 人が生まれてくるときは、母の肉体が生み出したものを借りてくるが、自我をもった独立した人間として成長していくためには、自分に合わせて、自分で自分の体を造り変えて行かなければならない。そのための熱であり、熱を生み出す病気ということであろう。

 ちなみに、熱は霊に近い存在でもある。地球のこれまでの歴史は、霊的な状態から物質的な世界が造り出されてくる流れであったのだが、その最初の時代である古土星期は、熱状態であったとされる。だから熱は、その対極にある物質を分解できるのだろうか。

 WHOは、あらゆる病気を根絶することを目標に掲げているようだが、それは本来正しいことなのだろうか。上の論稿やシュタイナーの考えによれば、疑問がわく。そもそも「必要な病気」も有るわけであり、また病気を根絶するために用いられるのは、化学的な薬品やワクチンであろうが、むしろそれらが健康を破壊しないとも限らない。コロナ・ワクチンを言うまでもなく、これまで薬害は絶えたことがなかった。病気の症状に対処しつつも、実際には、人の健康、生命力を蝕んでいるのである。
 肉体的に問題があるだけでなく、霊的にも、おそらく問題があるのではなかろうか。今回のコロナ・ワクチンの隠された意図は、人間の霊的進化を妨害することにあるように見えるのだが、実は、これまでの西洋生まれの現代医学そのものが、一部でそのような意図のもとに発展してきたのかもしれない。
 666の数字で表わされる太陽の悪魔ソラトにより、霊的進化を妨げるために、666年頃にペルシアのゴンディシャプールに設立されたと、シュタイナーが語る学院の主な学問の1つは医学であり、それが現代の医学の源流とも言えそうだからである。

 何より、人間は、肉体だけでなく、魂と霊をもった存在であり、肉体のみを考えては、人間や病気の本質を理解できない。現在の一面的な医学に、人間の本当の健康を作り出すことはできないのだ。