2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧
W・スコット・エリオットの著作『アトランティスの歴史』1910年)より Martha Keltz氏の、アトランティスの滅亡とその後の人類の歩みに関する論稿の後半である。アトランティスは、人類と秘儀参入者達の堕落のために、沈没を始めていた。それを逃れ、一部の…
これまでの記事にアトランティス期、ポスト(後)・アトランティス期等の時代名称が出てきていたが、アトランティスとは、勿論あの洪水で没したというアトランティス大陸に由来する名称である。シュタイナーは、アトランティス文明の時代を一つの時代区分と…
天体は、霊的ヒエラルキー(天使群)達の住むところとされる(実は悪魔もすんでいるようであるが)。月をすみかとするのは、旧約聖書に出てくるヤハウェ(またはエホバ、あるいはエロヒム)とされる。イスラム教の神アラーはヤハウェのことであるが、イスラ…
左手のブラザーフッドとダブルに関するシュタイナーの講演の最後である。 ーーーーーーーーーー 個々の霊的存在と世界の不分離の基礎 その3 人類が今日までたどり着いてきた古い知恵によって、何千もの会議-世界会議や国民会議など-を開催し、何千もの学会を…
ノルドストリーム2 ウクライナ情勢は、一旦、緊張緩和に向かったかのように見えたが、いよいよ緊迫してきたようである。英米の支配層は、あくまで戦争を望んでいるかのようだ。 勿論、それは、ロシアがウクライナを「侵略」しようとしているからではない。 …
前回に続き、シュタイナーの、左腕の兄弟団(利己的ブラザーフッド)とダブル(ドッベルゲンガー)に触れた講義シリーズの第2講義を以下に紹介する。 社会の様々な動きの背後には、霊的な力が働いている。一方は、人類の霊的進化を進めようとする力、もう一…
これまで新型コロナやグレート・レセットの霊的背景に関する、何人かの人智学派の分析を紹介してきた。今回は、それと関わるルドルフ・シュタイナー自身の考えを見ていきたい。 それは、第一次世界大戦のさなか、1917年11月に行われた講演にみることができる…
一般常識(科学的にも)では、意識は肉体(特に脳)と結びつけられている。臓器移植では、「脳死」が、人の死とされている。脳が機能しなくなれば、意識も失われるからである。 しかし、秘教の教えでは、人間の意識(魂・霊)は、肉体を離れても存在している…
前回に続き、ソロビヨフの「反キリストに関する短編物語」の後半を紹介する。前半は、あるずば抜けて有能な若者が、自分こそ真のキリストであると考え天の啓示をまったが、ついに得られず、その絶望の中で魔物にであい、自分の真の姿に目覚めるまでであった…
ウラジーミル・ソロヴィヨフ キリストに敵対する反(アンチ)キリストの出現に関する予言的物語を著した者がいる。19世紀ロシアの哲学者、文明批評家、詩人、ウラジーミル・セルゲイェヴィチ・ソロヴィヨフ(ロシア語: Владимир Сергеевич Соловьёв、1853年1…
スカル・アンド・ボーンズのメンバー ○で囲んでいるのがパパ・ブッシュ 前回に続き、セヴァク・ガルベキアン氏の論考「影の兄弟達」の後半を紹介する。前半では、歴史の影でうごめく影のブラザーフッドについてのシュタイナーの考えが示された。後半では、世…
現在、ロシアの「ウクライナ侵攻」問題がマスコミを賑わしている。ロシアが、ウクライナへの侵攻を準備しているとアメリカが主張しているのだ。一方で、当のロシアのが否定しているのみならず、西側の専門家にもそれを否定する者がいる。実際、ウクライナの…
イエスとゾロアスター 「二人の子どもイエス」については、これまで、イエスの誕生の絵に二つの種類があり、それが異なる二つの家族を描いていることを述べてきた。二つの種類というのは、羊飼い達がイエスを礼拝するものと、マギ(王)達が礼拝するものの二…