k-lazaro’s note

人と世界の真の姿を探求するブログです。 基盤は人智学です。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アーリマンの目的とは ①

アーリマン 「トランスヒューマニズムとダブルと人類の分化」の記事をはじめとして、これまで何度か、カルル・シュテッグマン氏の『もう一つのアメリカ』からその一部を紹介してきた。この原書は、私が若い頃に購入しいて、途中で挫折して読了していなかった…

意識には脳が必要か? ②

以前「意識には脳が必要か?①」で、脳がほとんどないのに普通に暮らしている人の話を紹介した。もともと秘教の教えでは、人間の意識(魂・霊)は、肉体を離れても存在しているとされており、こうした人物の存在は、脳が意識を生み出すという常識に疑問を投げ…

アーリマンの受肉はいつ起きるのか? ②

シュタイナーによるアーリマンの頭部 「アーリマンの受肉はいつ起きるのか?」の後半である。 前半では、「アーリマンの受肉の目的を援助する8つの潮流」が述べられたが、現在の世界情勢を見ると、それらの潮流が非常に強まっていることは明らかである。 コ…

アーリマンの受肉はいつ起きるのか? ①

人類の代表 シュタイナーは、いわゆる悪魔についても語っている。一般に悪魔と言えば、神に対抗する霊的存在で、人間を誘惑し悪へと導く。シュタイナーによれば、こうした霊にもいくつかの種類がある。最初に神々が創造した宇宙には、悪魔が存在しなかったが…

コロナ危機における権威主義

政府のコロナ規制に反対するデモ 以前、人類の霊的進化に対抗する勢力として、シュタイナーがフリーメーソンとイエズス会を挙げていることに触れた。今回は、この関連で、現在のコロナ危機とイエズス会の関係について論じている『ヨーロッパ人』Jg.26/ Nr.8 …

子どもにワクチンは必要か?②

前回に続き『ヨーロッパ人』の「ワクチン接種:小児疾患からインフルエンザまで?」の記事の後半を掲載する。 ーーーーーーーー ワクチン接種:小児疾患からインフルエンザまで(後半) Der Europäer Jg. 23 / Nr. 9/10 / Juli/August 2019 なぜ、子どもの病…

子どもにワクチンは必要か?①

大手(ネット)メディアやアマゾンなどは、コロナ・ワクチン批判の声を排除しているが、アマゾンは、「代替医療」についてもセンシティブになっているという。「正統派の現代医療」に属さない、民間医療、伝統医療、ホメオパシーやハーブ療法などが代替医療…

「二人の子どもイエス」とは ㉕

ラファエロ「テラヌオーヴァの聖母」 本ブログは、「二人の子どもイエスがいた」とする秘教的キリスト教の教えを中心に、またそれ以外のシュタイナーにより明らかにされた人間と世界の真実を解説し、一般に広めることを主な目的としてスタートした。その後、…

NATOは侵略の同盟

先日開催された首脳会議において、NATO(北大西洋条約機構)は、2022戦略概念で「ロシアを最も大きく直接的な脅威」とし、また「中国の安保挑戦」を明示したという。 ウクライナ問題でロシアに厳しい対応をするのは「理解」できるが、大西洋を挟む地域の安全…