前回のクリスマス(二人の子どもイエス)関連の記事に、キリスト教の「教義への攻撃」について書いたが、その後、気になる情報を得たので、今年は、今週の定例の更新で終わろうと思っていたのだが、臨時号として、これについて述べてみることとした。
その最初の情報源は、いつもチェックしているツイッター主の投稿であった。この方は米国在住のおそらく日系2世と思われる人物で、クリスチャンで共和党のシンパか関係者のようなのだが、いつも世界の内情を曝露するような投稿をされておられる。ただ、奇抜な内容のものもあり、私もその情報の真偽はわからないのだが、何となく真実に迫るものがあるなとは思っている。
その方の最近(12月25日)の投稿に書かれていたのは、次のような文章である。
「前夜祭に加えられたクリスチャンへの最大級の攻撃。・・・2023年のクリスマス前夜を迎えたきょう・・・だが私を含めクリスチャンの心象は憤怒の感情が煮えたぎっているのではないだろうか。どうしてか。私たちクリスチャンへの攻撃に拍車をかける最大の攻撃がヴァチカンから加えられたからだ。それはこの祝祭を狙ってとしかおもえない。カソリックの頂点に座る背教者が、国際犯罪組織スラッシュ(世界経済フォーラム)首魁シュワブに、HOLY SCRIPTURES【引用者注:聖書】の書き換え権限を与えたこと。それを受けてシュワブの呪教は、『全能者は既に死んでいる、キリスト・イエスは実在しない』とする書き換えの見解を表明し、こんにちの神とは『創造と破壊の主要な役割を担うフォーラムとその代表者にある』、大背教――悪霊の手先であるベールを剥がしたのだ。しかも人類に対し挑戦状を突きつけその実行を宣言した。七年以内に、40億人の〝役立たずな人間〟を根絶やしにするとの絶滅宣言である。これが実行される前後、大きなことが起きる。祝祭のおもいどころではない。前夜祭に加えられたクリスチャンへの最大級の攻撃」
この方は、以前から現フランシスコ教皇を「背教者」として批判していたのだが、この投稿が真実なら確かに「背教者」と呼ぶほかないだろう。
たがこれの信憑性はどうかというと、ネットで他の情報にもあたってみたのだが、ネットは虚実入り交じった世界なので、結局、今のところは判断がつかない。というか、私が判断するには荷が重すぎるようである。
とはいいながら、以前から気になっていた問題なので、今後さらに検証するとして、他の情報源から得た内容も含めて、今回ここにアップしておくこととしたのである。
ネットで得た情報をもとに以下において更に補足するが、こちらも、このことをふまえて読んでいただきたい。
先ず結論的に言うと、上のツイッター記事に該当すると思われる情報は、確かにネット上に存在するということである。ただ、その記事の「情報源」はWEFの「内部通報者」とされており、このため情報の根拠を正当に評価出来ないということである。
WEFとヴァチカンがらみでは、以前から様々な「陰謀論」的な話があるらしく、ファクトチェックされて、偽情報と判定されているものも存在している(そのチェックが正しいとは限らないだろうが)。
もちろん今回の情報もフェイクの可能性はあるということだが、参考に、以下に今回の問題に関連するネット記事の文章の一つを載せる。「プラネット・トゥデイ」というサイトの記事である。他のいくつかのサイトに同様の記事が見られるのだが、ほぼ同じ内容なので、それらの情報源は全て同じもののようである。
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「速報 フランシスコ法王、聖書を書き換える?」
by プラネット・トゥデイ - 12/24/2023 12:31:00 PM
https://www.planet-today.com/2023/12/breaking-pope-francis-rewriting-bible.html
聖書改訂の背後に政治的意図があるという衝撃的なインサイダーの主張。
世界経済フォーラム(WEF)関係者によれば、ローマ教皇フランシスコにより、WEFが聖書を書き換える権限を与えられており、教皇は新しい「事実確認済み」版の聖書を、自然第一を中心に据えた、神についての記述が遥かに少ない、より政治的なものにしたいと考えているという。
フランシスコ教皇はすでに、イエス・キリストよりもクラウス・シュワブの方が重要だと宣言しており、今度はキリスト教を内部から解体し、神の言葉をグローバル・エリートの悪魔的ビジョンに置き換える決意を固めている。フランシスコ教皇の決断はバチカンに嵐を巻き起こしたが、エリートの新世界秩序を支持することに、私たちは本当に驚かなければならないのだろうか?
WEFのアジェンダ・コントリビューターとして、フランシスコ教皇は冒涜的言説に堪能であり、世界中の教会とキリスト教を破壊するために積極的に働いている。
フランシスコ教皇の反転したキリスト教は多くの人々を混乱させているが、教皇が本当は誰に仕えているのかを理解すれば、その姿は明らかになる。
この教皇は、9月にビル・クリントンと手を組み、地球を救うために人類を緊急に過疎化させなければならないと発表した人物だ。そして、自分の信徒に"イエスとの関係は危険で有害である "と告げた教皇である。
何世紀にもわたるキリスト教の伝統を破り、フランシスコはサンピエトロ広場で33,000人の巡礼者を前に、「イエス・キリストとの個人的、直接的、直接的な関係」は何としても避けなければならないと告げ、邪悪なアジェンダを持った非合法な教皇ではないかとの懸念を呼び起こした。
これだけでも十分に混乱させるのに、フランシスコはそれに続いて、他の宗教の人々をイエスとキリスト教に引き合わせるのをやめるようキリスト教徒に命じた。
フランシスコ教皇は、公の場にいる悪魔崇拝者なのだ。そして、バチカンの手下たちに命じて、ルシファーこそがカトリック教会の神であると宣言させた。
そう、フランシスコ教皇の歪んだ心によれば、ルシファーはイエス・キリストの父であり、カトリック教会の神なのだ。
明らかに、この新しいグローバリストの聖書は、すべての自尊心と神を畏れるキリスト教徒によって、即座に拒否されなければならない。しかし、この悪魔のようなテキストに何を期待できるだろうか?
WEFでクラウス・シュワブの右腕として活躍するユヴァル・ノア・ハラリは、聖書は "フェイクニュース "でヘイトスピーチに満ちており、エリートたちはAIを使って聖書を置き換え、統一された "実際に正しい宗教 "を作ることができると公言している。
ダボス会議で "預言者 "として知られるハラリは、"人類の未来 "についてのスピーチの中でこの発言をした。ハラリによれば、AIの力を利用し、WEFのグローバリズム・ビジョンを受け入れるように精神性を再構築することができるという。
「エコノミスト』誌の人々は、ほとんどの人が知らないことを知っている。彼らの雑誌の表紙は、エリートたちが私たちのために準備している政治的、経済的、文化的な発展について、事前に私たちに伝えてきた長い歴史がある。
ハラリのスピーチのちょうど1カ月前、エコノミスト誌は同じ賛美歌の楽譜に署名しているように見えた【引用者注:トップに掲載した写真。単にAIは天使にも悪魔にもなりうるという主張にも取れるが】。クラウス・シュワブは、彼が率いるヤング・グローバル・リーダーズがいかに世界を掌握し、WEFがすべての主要民主主義国の内閣に浸透しているかを自慢した。しかし、それは内閣だけではない。グローバル・エリートたちは、宗教のない世界でのみ、自分たちの暗黒の精神性が成功することを理解している。
そこで彼らは、世界の主要宗教を内部から破壊することを決定したのだ。
ウィキリークスのメールは、ジョージ・ソロス、ヒラリー・クリントン、バラク・オバマによって画策されたグローバリストのクーデターによって、フランシスコがバチカンに就任したことを教えてくれた。
そして、このグローバリストのブルドッグは、機会あるごとに不穏なグローバリストのレトリックを繰り返すことで、グローバリストの主人に恩返しをするのに時間を無駄にしなかった。
2017年、フランシスコ教皇は "ひとつの世界政府 "と "政治的権威 "を求め、"気候変動 "などの問題と闘うためにはひとつの世界政府の創設が必要だと主張した。エクアドルのエル・ウニベルソ紙とのインタビューで教皇は、国連には十分な権力がなく、"人類のために "完全な政府コントロールを認めなければならないと述べた。
不穏なことに、世界の宗教指導者たちもまた、同じ賛美歌から説教をするために一堂に会し、新世界秩序の単一世界政府の構成要素を受け入れるよう羊たちに指示し始めている。
今、フランシスコ教皇は、グローバリズムの原則に沿って聖書を書き換え、"一つの世界宗教 "を創り出そうとすることで、聖書の聖句に積極的に逆らっている。フランシスコはまず、ヴァチカンでイスラム教の祈りとコーランの朗読を主催し、キリスト教世界に衝撃を与えた。そして、イスタンブールのブルーモスクで靴を脱ぎ、メッカに向かい、アッラーに祈りを捧げた。そして、ヴァチカンの敷地内で異教の儀式と図々しい偶像崇拝が行われた。
誰かがフランシスコに、聖書には "わたしの前に他の神々があってはならない "と書かれていることを思い出させる必要がある。これは、出エジプト記20章3節、マタイによる福音書4章10節、ルカによる福音書4章8節、その他の箇所で表現されている。
しかし、フランシスコが関心を持つとは思えない。彼の関心は、神の言葉を覆し、キリスト教を根絶し、彼が "クリスラム "と呼ぶものを支持することにある。今、世界は転換期にあり、人類の魂をめぐる激しい戦いが繰り広げられている。グローバリストとそのテクノクラート全体主義支配の夢は、人類を蝕み、我々が知っている文明を破壊する恐れがある。
フランシスコが誰の味方かは明らかだ。そして、カトリック教会を内側から腐らせつつある小児性愛スキャンダルもまだ取り上げていない。
この極めて重要な時期に、我々はこのイエズス会の教皇を注視しておく必要がある。
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この記事の内容を全て確かめることはできていないが、部分的には正しい内容が含まれているようである。現教皇がWEFと友好的なのは周知のことだろう。ハラリ氏が主張したとされることも、表現は別にして、大要は記事の通りのようである。現教皇の動きも、宗教的対立を乗り越えるという理由かもしれないが、「世界宗教」を確かに指向しているようには見える。
ただ、やはり、「言葉尻」を捉えてということはあるかもしれない。本人の本意とは異なって理解されている可能性も否定出来ないだろう。発言の一部をつなぎ合わせて、「陰謀論」にそって組み立てたということである。
実際、教皇のイエスやルシファーについての発言が本当なら、世界的な大問題となっているだろうが、その様なことは聞かない。やはりフェイクということだろうか?
しかし、現教皇においてローマ・カトリックの教義が変質・変化してきていることは確かである。それは、一つは時流に合わせたものと考えることができるのだが(最近では同性カップルへの祝福)、これらのことに対しては、同じカトリック教会の指導的聖職者達の中にも批判は当然存在しているようだ。キリスト教の本質そのものを否定しかねないからだ。
一方で、昔から、ヴァチカンとフリーメーソンとの関係も噂されてきた。莫大な財政と世界に張り巡らせたネットワークにより、世界中の様々な重大な出来事に「介入」してきたことも指摘されている。ヴァチカンが、実際に性的虐待を含め様々な問題を抱えていることは周知の事実であろう。
組織が大きいがゆえに、全てにおいて純粋さを保つことは出来ない。ヴァチカンにも影の側面があるのだ。そこに闇の霊の勢力がうごめいているのは間違いないのではなかろうか。無宗教者が増えているとはいえ、ヴァチカンが世界に与える影響は極めて大きいからだ。
上の記事の「今、世界は転換期にあり、人類の魂をめぐる激しい戦いが繰り広げられている」という文言自体は、これまでこのブログが主張してきたことでもある。かといって記事の内容を信じることには慎重にならざるをえないのだが、フェイクの中にも、今密かに進められていることが曝露されている可能性があるのかもしれない。