k-lazaro’s note

人と世界の真の姿を探求するブログです。 基盤は人智学です。

「デイヴィッド・オーヴァソンとは誰か?」補足


  今日の午前中にデイヴィッド・オーヴァソン氏=フレッド・ゲッティングズ氏説の記事をブログにアップしたのだが、何という偶然であろう、午後に、そのゲッティングズ氏の論考が掲載された本が配達された。
 これは以前から注文していたもので、毎年発行されている定期刊行物なのだが、『星の叡智 Star Wisdom』という。アメリカの人智学派で、シュタイナーの教えに基づいて秘教的・キリスト教占星術をメインに研究しているグループの雑誌なのだが、今回の2024年版に、このグループの中心人物で、このブログでも紹介したことのあるロバート・パウエル氏が著者となっている記事の中で、ゲッティングズ氏の論考が参考文献として取り上げられているのだ。
 パウエル氏の論考自体は、彼らの言う「アストロソフィ」(地上への宇宙の影響を解き明かすもの)をもとに、農業や園芸への月の影響(月カレンダー)について論じているのだが、どうも、過去の記事をふまえたものらしい(まだ完全には読んでいない)。そこには、1977年刊行の、おそらく現在の『星の叡智』誌の前身と思われる『マーキュリー スター・ジャーナル』誌のパウエル氏自身の記事も掲載されており、それと共に、ゲッティングズ氏の占星術関連の論考が合わせて掲載されているのだ。
 このゲッティングズ氏の記事もパウエル氏の記事と同じ年号が付けられており、ざっと読んだ限りでだが、その文脈から、ゲッティングズ氏が、要請を受けてこの『マーキュリー スター・ジャーナル』誌に寄稿したもののようなのである。
 やはり、ゲッティングズ氏は、人智学派との交流があったのである。

 今号の『星の叡智』誌には、著者紹介の欄に、ゲッティングズ氏も登場している。そこでは、前回掲載した氏の写真と共に、次のような文で紹介されている。

 「フレッド・ゲッティングズ(1937-2013)は、イギリス・ヨークシャー生まれ。1969年にサセックス大学でMA取得。マークィーズのフーズ・フーで、多くの著書の著者と写真家として目録に載せられている。」

 今回は、不思議な因縁を感じたので、前回の記事の付録としてアップしたものである。