k-lazaro’s note

人と世界の真の姿を探求するブログです。 基盤は人智学です。

神秘学と科学の統合

太陽黒点と人間

17世紀に活躍したジョン・ミルトンは、イギリスを代表する詩人(デイヴィッド・オーヴァソンによれば秘教に通じていたという)で、その代表昨は『失楽園』であるが、それは、当時の天文学の発見を数多く取り入れているとされる。その中に、魔王(サタン)…

星座の秘教的起源 ②

前回に続きローランド・シュラップ氏の『獣帯の力の人類の文化史への影響』から紹介する。 地球には、宇宙から12の形成力が送られてくる。宇宙を古代の人々が見たとき、天界にはその力を表すイメージが浮かんだのである。しかし、それらを見ることができる霊…

星座の秘教的起源

子どもの頃から星空を見るのは好きだった。といって星座の名前はあまり知らないのだが、昔から不思議に思っていたことがある。星と星を線でつなげて星座ができており、それに対して、その形を表す名前がそれぞれ付いている。星座はどうやって成立したのだろ…

シュタイナーの学際的天文学 ②

「シュタイナーの学際的天文学」の2回目である。 シュタイナーは、天文学では、観測に基づき仮説が造られるが、「この仮説の作成、つまり、ある明確な宇宙論の設定に至る過程では、理論を提唱する人々の心の中にある先入観が強く反映されるため、多くの恣意…

シュタイナーの学際的天文学 ①

シュタイナーは、もともと現在のウィーン工科大学で学んだこともあり、当時の自然科学に関する豊富な知識を有しており、この分野についての講演もいくつか行っている。それは、もちろん宇宙と人間に関する霊的認識をもとにしたものである。しかし、当時の自…

アトランティス大陸

スコット・エリオットの著作『アトランティスの歴史』(1910年)掲載のアトランティスの地図 Dankmar Bosse氏の『地球の歴史に関するエッセイ』(英語版)から、レムリア大陸に続き、今度はアトランティス大陸についてのエッセイを紹介する。レムリア文明が…

月の分離

左:月の表側 右:月の裏側 「月は誰が造ったか」で、月が地球から分離して地球の衛星になったというシュタイナーの説を紹介したが、今回は、それに関連する記事である。 この論稿の著者はDankmar Bosse氏で、彼は、ドイツの人智学派の地質学者である。2002…

アトランティスの大異変とその後の時代 ②

W・スコット・エリオットの著作『アトランティスの歴史』1910年)より Martha Keltz氏の、アトランティスの滅亡とその後の人類の歩みに関する論稿の後半である。アトランティスは、人類と秘儀参入者達の堕落のために、沈没を始めていた。それを逃れ、一部の…

アトランティスの大異変とその後の時代 ①

これまでの記事にアトランティス期、ポスト(後)・アトランティス期等の時代名称が出てきていたが、アトランティスとは、勿論あの洪水で没したというアトランティス大陸に由来する名称である。シュタイナーは、アトランティス文明の時代を一つの時代区分と…

月は誰が創ったか?

天体は、霊的ヒエラルキー(天使群)達の住むところとされる(実は悪魔もすんでいるようであるが)。月をすみかとするのは、旧約聖書に出てくるヤハウェ(またはエホバ、あるいはエロヒム)とされる。イスラム教の神アラーはヤハウェのことであるが、イスラ…

意識には脳が必要か? ①

一般常識(科学的にも)では、意識は肉体(特に脳)と結びつけられている。臓器移植では、「脳死」が、人の死とされている。脳が機能しなくなれば、意識も失われるからである。 しかし、秘教の教えでは、人間の意識(魂・霊)は、肉体を離れても存在している…

物理学の基礎定数は変化する

講演するルパート・シェルドレイク氏 コロナに関する真実の情報が世界的に検閲されていると言われている。その様なことにも関連していると思うのだが、これまでの長年にわたる多くの実践により成果をあげてきた、現代西洋医学を補完するものとも言える、ホメ…